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髪の毛を拭き終わったあと蛍ちゃんに飲み物は要らないと言われそのまま部屋に残った







「蛍ちゃんはもう願い事決めた??」






「え、まさか愛乃願い事考えてたの?」






蛍ちゃんの驚いた表情に逆にポカンとしてしまう






「え、勿論…」






それを聞いた蛍ちゃんはぷすーっと笑い出した







「愛乃って何時まで経ってもお子様だよねぇ」







「だって折角の七夕なんだもん!

ここは昔からの風習に従ったほうが絶対楽しいよ!」







蛍ちゃんに無理矢理短冊とペンを渡した






「一緒に書こうって約束したでしょ

はいっ蛍ちゃんもちゃんと願い事書いてよ!」






「えぇ…」







嫌そうにしながらも蛍ちゃんは渋々短冊とペンを受け取った







「ねぇねぇ、蛍ちゃん」






私も蛍ちゃんと一緒に短冊に願い事を書きながらふと思った事を口にする







「何…?」








「願い事って1人1枚なのかな?」








「っぷ…まぁ、良いんじゃない

何枚書いても…くくっ」







「ちょっと、蛍ちゃん!笑い過ぎだよ!?」







きっと蛍ちゃんは子供だと心の中で笑っているに違いない