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「言い方ってなに?あぁいう子はハッキリ言わないと付け上がるタイプだよ」
「それでも、あの子はすっごく勇気をだして告白してくれたんだよ?
あんな言い方したら傷つくよ」
私だって蛍ちゃんに告白してあんな態度とられたら傷つくもん
自分でも段々と首が下がっていっている事に気が付いた
俯いていると蛍ちゃんのため息が聞こえてきた
「じゃあ、どうしたら言い訳?
迷惑な事を迷惑って言ってなにが悪いの」
その言葉にカチンときた
「蛍ちゃん!!」
私が大声を出した事に驚いたのか、蛍ちゃんは目を丸くしてこっちを見ていた
「どうして、そんな事言うの!?
せっかく蛍ちゃんの事好きだって言ってくれてるのに、そんな言い方は無いと思う!!
もう蛍ちゃんの事なんか知らないっ」
零れ落ちそうになる涙を拭き取りそのまま屋上を後にした
私は知らなかった蛍ちゃんが苦しそうな顔をしながらこっちを見ているなんて
私が、さっきの彼女と同じくらい蛍ちゃんの事を傷つけていたなんて
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