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「影山君、確かパンのみみ持ってきたよね?」






「あ、あぁ 」






いきなり話し掛けられてたじろいだ影山君だったが、ポケットの中にしまって合ったパンのみみを取り出した






それを受け取ってからちょうどいい大きさにちぎって牛乳にひたす





子猫達はそれを見てパンのみみにかぶりついた






うんうん、わかるよ…牛乳とパンの相性は抜群だもんね







「2人も何時までも睨み合ってないでネコちゃん達見ようよ」







言い合いこそしないものの、何時までも睨み合ったままの2人に声を掛ける







「「……………」」








黙ったまま子猫を見つめる2人







影山君は若干眉間のシワが緩まり、蛍ちゃんも表情こそ変わらないものの雰囲気が柔らかくなったのが分かる







たまにはこんな休日も悪くないかな







美味しそうにパンのみみを食べている子猫を撫でながらそう思った







その後子猫達に餌をやり終えて帰る時、また2人の言い合いが始まりひっそりとため息を零す事になるまであと20分