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とまぁ、こんなやり取りがあって蛍ちゃんと部活が終わったあと牛乳を買ってから例の公園に向かったんだけど…
公園に着くと既に先客がいた
あれ、あのジャージは蛍ちゃんと同じバレー部のやつだ
そう思って蛍ちゃんを見上げると
「け、蛍ちゃん…?」
眉間にシワがすごくよっている
蛍ちゃんの視線に気がついたのか、バレー部の人が振り返った
「…あ」
彼はこの前体育館に行ったときに会った中にいた……確か影山君だ
「こんにちは、影山君」
影山君は私を見て若干驚いた顔をして横に立っている蛍ちゃんを見て眉間にシワを寄せた
「こーんなところで王様が何やってんの?」
「うっせぇなぁ!お前には関係ねぇだろ!
お前こそこんなところで何やってんだ」
「はぁ?僕は愛乃に誘われて来ただけだけど?」
ちらっと私を見た蛍ちゃんに慌てて口を開いた
「あ、そうなの!この公園に子猫がいるの!
だから蛍ちゃんと一緒に様子を見に来たんだ、ほら」
そうやって買った牛乳を上げて影山君に見せた
「影山君も一緒に子猫見ない??」
「いや、俺は別に…あっ」
手を横に振った影山君のポケットから何かが落ちた
拾ってみるとそれはパンのみみだった
それを見て私は確信した
影山君もこの子猫の様子が気になってここに来たということを
見た目は怖そうだけど影山君はきっと優しい人に違いない
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