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- ナノ -
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私が再びケーキを食べようとしたら蛍ちゃんの顔が近づいてきた





「え、どうしたの…蛍ちゃっ」






そのまま蛍ちゃんと私の距離が0になった






最後に私の唇をぺろりと舐めた







「な、ななな…っ!」






「顔、真っ赤だよ」







真っ赤な私とは反対に蛍ちゃんは涼しげな顔でこっちを見てる







「いきなり蛍ちゃんが…き、きすなんてするから…」






「生クリームが付いてたんだよ」






「言ってくれたら自分で取ったよ」






「それじゃつまんないでしょ」





つまんないって…





「そんなことばっかりしてたら私の方が持たないよ…」





うつむきながら呟くと蛍ちゃんが私の隣に座った





「じゃあ慣れるように練習しよっか」






「うぇ!?…え、ちょっ、まっ…ん」






私の返事を待たずに蛍ちゃんは優しく唇を塞いだ






相変わらず蛍ちゃんのペースに呑まれちゃったけど





勉強の後のこの甘い時間もたまには良いかな、なんて思ったりして