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しばらくしてから蛍ちゃんがトレーにケーキとティーカップを持って戻ってきて私と蛍ちゃんのところに置いてくれた







そして予想した通りお母さんが買ってきてくれたケーキはショートケーキとチーズケーキだった







「うわぁ…!美味しそう」






ここのケーキは見たことがないなぁ




新しいお店が出来たのかな?




帰ったらお母さんに聞いてみよう






「やっぱりケーキ屋さんの代表はショートケーキだよね」





早速ケーキを食べている蛍ちゃんに話しかける






「そのケーキ屋の代表を食べずにチーズケーキを食べるってどうなの?」






ショートケーキを頬張りながら喋る蛍ちゃん







なんか可愛い…まぁ口に出したら絶対に機嫌が悪くなるから言わないけど







「いや、私もショートケーキは好きだけど一番はやっぱりチーズケーキが好きなんだもん」







このスフレが口の中で溶けてチーズの味が広がる感じがなんとも言えない







「あっそ」







これまた興味なさげに言う蛍ちゃん




少しは興味もってよ…





「ほら、蛍ちゃんも食べてみて」





私のチーズケーキを一口フォークでとって蛍ちゃんの前へ差し出す




これを食べたら蛍ちゃんもチーズケーキの良さが分かるはず






差し出されたケーキを食べて一言






「やっぱりショートケーキの方がいいね」






そう言って蛍ちゃんも自分のケーキを一口フォークでとって私に差し出した






「うん、ショートケーキも美味しいね!」






甘すぎない生クリームが程よい




やっぱり勉強したあとの甘いものは格別だ