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「#幼馴染」のBL小説を読む
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「蛍ちゃん!」





私がドアを開けるとベッドに寝転びながらバレーの雑誌を読んでいた





私に気が付いた蛍ちゃんは雑誌を閉じて起き上がった






「今さっき蛍ちゃんのお母さんと会ったよ!」






「あぁ…何か今日どっかのデパートに行くとか言ってた」






特に興味なさげに呟いた






「あとね、お母さんが勉強頑張ってってケーキくれたの!

だから勉強一段落したら一緒に食べようね!」






「じゃあ早く終わらせてケーキ食べよっか

まぁ、早く食べられるかは愛乃にかかってるけどね」






蛍ちゃんはそう言ってまたいつものようにニヤニヤと嫌な笑顔を浮かべた





「大丈夫だよ!…多分

今日の課題はそこまで難しくないと思うし…」





多分…あれ?数学の課題もあったっけ





今の授業良く分からないからなぁ





黙り込んでいる私を見てまたニヤニヤし始めた





「ほらね、だから言ったじゃん」





「うぅ…今の授業の数学良く分からないので教えて下さい、月島先生…」





私がそう頼むと気を良くしたのか





「仕方が無いから教えてあげるよ

この借りは高くつくけどね?近衛さん」





何だかんだで教えてくれる蛍ちゃんはやっぱり優しい