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「愛乃、あんたはちょっとこれを読んで勉強しなさい」
由紀ちゃんはそう言ってカバンから数冊の漫画を私の前に差し出した
「??…漫画なら私も持ってるよ?」
そんなに多くはないけど
由紀ちゃんからとりあえず漫画を受け取る
「まあ、ちょっと愛乃には刺激が強いかもしれないけど」
「??」
由紀ちゃんはそれだけ言うと携帯をいじり始めた
多分これは今読めってことなんだよね
私は由紀ちゃんに渡された漫画をパラパラと読み始めた
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「……っ!!??」
パンっ!!!
私は思わず読み進めていた漫画を閉じてしまった
その音に由紀ちゃんは顔を上げてこっちを見ていた
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