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「#幼馴染」のBL小説を読む
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- ナノ -
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「いや、あんたたち付き合ってもう結構経つでしょ?


どうなのかと思ってさ」






安田は悪びれもなく言う







「愛乃と結構遊んだりしてるんだけどあの子そういう話疎いでしょ?」









だから彼氏の方に聞こうと思って







……突っ込みたいところはいっぱいあるけど愛乃、安田と会ってたのか








「ていうかどう考えたら男に聞く方向になるわけ?」







馬鹿なんじゃないの、と言うと安田は馬鹿じゃないわとすぐに反論した








「私はあんたのためを思って言ってるんだよ?


今の様子じゃほんとに何もないみたいだし」









僕は安田のようにすぐ反論出来なかった








「…関係ないだろ、安田には」








「いや、まあカップルにもそれぞれあるけどさー流石に二年だっけ?…付き合ってて何もないなんておかしいでしょ」






パクパクとポテトフライを食べながら僕に言う








そこで安田は何か思いついたのか途端に気の毒そうな表情を浮かべた









「……ごめん月島ってもしかしてイン「違うから」あ、そう」









ほんとにこいつ女子か……








しかもなんで若干残念そうにしてんのか意味がわからない