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「忠君はどうしたの?」
ジャージ姿だからバレーの練習でもしていたのかな…?
「今日の部活は午前中だけだったから体力作りのために走り込みしてたんだ」
「そうだったんだ
私もちょっと体力作りのために遠くのスーパーまで行こうとしてたの」
忠君と私はそこから成り行きで一緒にスーパーのところまで歩きながら話す
「まぁ、近衛さんは身体を動かすの苦手だもんね…」
忠君も思わず苦笑いを浮かべてしまうほどの運動音痴なのだ、私は
「忠君、昔みたいに愛乃ちゃんって呼んでくれないんだね」
私と蛍ちゃんそして忠君の3人は幼なじみだ
昔は名前で呼びあった仲だったけどいつからか忠君は私のことを近衛さんと呼ぶようになっていた
まぁ、高校生にもなって名前で呼び合うっていうのも男の子にしてみたら恥ずかしいのかもしれないけど
なんだか余所余所しい感じがして少しさみしい
忠君は不意に私の頭をポンポンと撫でた
「別に愛乃ちゃんと距離を置きたいとかそう言うんじゃないからね」
「!!」
私の表情から何を思っているかわかったのか昔のように名前でくれた
忠君は本当に優しい蛍ちゃんの優しさはわかりにくいけど
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