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「#幼馴染」のBL小説を読む
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ツッキーにバレないようにこっそりと後を追っていくと体育館からそう遠くないところにあるベンチに腰掛けているのを発見した







どうやら木兎の予想は当たったみたいでツッキーは電話をかけていた







この距離だと遠すぎて何を話しているのか全く分からない







「…聞こえねぇな」







「もう少し近付いてみるか」







そう言って俺たちは足音を立てないよう少しずつ近づいた







『………?…、……』








「あぁ、うん…別に普通」








『…………、………。』








「はいはい、分かってるから。

何回も言わなくても僕は愛乃じゃないから理解できるし」







『……!ゎ、…ぃっ、!』








若干電話の声が大きくなったのが分かるが相変わらず内容までは聞き取れなかった







口ではあんな言い方してるけど、ツッキーはきっと愛乃ちゃんの事が大事なんだろうということが伺えた







「そろそろもどるか」







「…そうだな。」






俺たちはツッキーに気付かれないようにその場からそっと体育館まで戻った。