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第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -
5







自分が作ったケーキを一口サイズに取って蛍ちゃんの口元まで持って行く









緊張でフォークが若干震えてしまう









「はい、あーん」









私がそう言うと蛍ちゃんは口を開いてケーキを食べた









モグモグと咀嚼している蛍ちゃんをじっと見つめる








「………どう?」









恐る恐る蛍ちゃんの感想を待つ









「見た目はともかく味は悪くないんじゃない?」








「良かったぁ…」









蛍ちゃんの口に合ったみたいでほっと息をついた









「ほら、まだケーキは残ってるんだけど」









「え!?まさか全部食べさせるの!?」









「え、全部やってくれるつもりだったの?」








「ち、ちがっ!!!」








「まぁ、全部は今食べられないけどあと何口かは食べるよ」








蛍ちゃんの言葉に私は手に持っていたフォークをギュッと握ってケーキを一口サイズに取った









「…はい」








普段なら平気だけど、何か蛍ちゃんからお願いされると緊張する