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「#幼馴染」のBL小説を読む
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夕方、蛍ちゃんが帰って来たと聞いて私は冷蔵庫からケーキを取り出し隣の家の月島家へ向かった









玄関を開けリビングへ向かうとそこには蛍ちゃんは居らず、キッチンで蛍ちゃんのお母さんが夕飯を作っているところだった








「おばさん、こんばんはー」








「あら…愛乃ちゃん、こんばんはー」









「蛍ちゃんは今何処にいますか?」









「蛍は今お風呂に入ってるから部屋に上がってていいわよー私から伝えとくから」








「はーい」








蛍ちゃんのお母さんに言われた通り、私は蛍ちゃんの部屋で待つ事にした









15分ほど経ってから蛍ちゃんは部屋に戻ってきた








まだほんのりと髪の毛が濡れていたことがお風呂上がりだということを示していた








「あ、蛍ちゃん…部活お疲れ様」









お邪魔してます、と言うと蛍ちゃんは何を今更、と呆れ顔で返された









「今日はどうしたわけ?」









「…へ?」









蛍ちゃんの言葉に私はキョトンとしてしまった。









もしかして蛍ちゃん、今日が自分の誕生日だって忘れてる…??