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「それじゃあ僕はそろそろ消灯時間だから」
「あ、うん…おやすみ、蛍ちゃん」
「おやすみ…………あ、愛乃」
「ん?…なぁに??」
まだ続きがありそうな感じだったから続きを促す
「………………………僕も好きだよ」
「…っ!!!??」
蛍ちゃんはそのまま電話を切った
私はそのまま耳からスマホを離し通話終了の文字を眺めていた
予想外の出来事に私は暫く動く事ができなかった
「な、なんか…今夜は眠れないかも」
スマホをベッドに投げて枕に顔を押し付ける
それでも冷めない頬の熱
火照った頬を冷やす為に私はベランダに出た
夜空を見上げると綺麗な満月が出ていた
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