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「もしかして電話しようとしてたとか？」
「…………。」
図星を突かれてどう返したら良いのか分からない
「なに、図星？」
「…………うん」
「はは、寂しくて泣いてた？」
「っ！だから泣いてないよ！！」
「ならいいけど」
「部活、大変？」
話題を変えるために咄嗟に出たのは遠征の事だった
「合宿ね、そりゃ疲れるに決まってるでしょ」
「そうだよね。あ、もしかしてもう寝る？？」
「いや、まだ大丈夫」
蛍ちゃんの言葉にホッとした
折角声が聞けたのに少しだけしか話せないのは寂しいもん
「そっか、今日はどうだった？」
「他校と練習試合したけど全敗だった」
蛍ちゃんの声色からするとちょっと悔しかったのかなぁ、と思った
「そうなんだ、じゃあ合宿中に勝てるように頑張らないとね」
「…どうだろうね」
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