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「蛍ちゃんがいない間、毎日メールするね」
「うん」
「あ、でも偶には声聞きたいから練習が疲れてない時は電話してもいい?」
「…うん」
「東京の写真とか撮ったら送ってね?」
「撮れたらね」
「約束だよ?」
「分かったよ…それよりさ、」
「なぁに??」
途中で言葉を切った事を不思議に思い顔を上げるといい笑顔を浮かべた蛍ちゃんがいた
「まだ足りないんだけど」
「うぇ!!?」
ニヤリとした表情にかァっと熱が集まる
焦る私を他所に蛍ちゃんは私の体を向き合わせる形にかえた
「数日間会えないんだし、今日くらい良いでしょ」
「……………う、ん」
そのまま私達は明日から会えない日々を補う様に沢山キスをした