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「…こういう時、蛍ちゃんと同じだったら良かったって何時も思うよ」
私がそう呟くと蛍ちゃんは
「……それはダメ。」
とキッパリ言った
私がどうして?聞き返すと蛍ちゃんは私から目を逸らした
そのまま蛍ちゃんは黙り部屋には沈黙が訪れた
暫くした後、隣に座っている私にやっと聞こえる様な声で言った
「愛乃がいたら落ち着かない」
「…??」
私は蛍ちゃんの言葉の意味が分からず首を傾げる
「愛乃は分からなくていいよ」
と言って私の腕を引っ張った
「…きゃっ!?」
勿論私の体はそのまま蛍ちゃんの方へ傾く
蛍ちゃんは私を足の間に座らせ後ろから手を回した
心臓がものすごい早さで律動を繰り返し顔に熱が集まっていく
真っ赤になった顔を覗き込まれない様に俯くと蛍ちゃんは私の後頭部に顎を乗せた
その行為がなんだか恥ずかしくてムズムズした
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