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部活が終わった後にケータイを見てみると愛乃ちゃんから部活が終わったら連絡下さい、とメールがきていた
練習着から制服に着替えてから電話を掛けると何コールか鳴ってから愛乃ちゃんの声が聞こえてきた
「もしもし」
「あ、愛乃ちゃん、ツッキー大丈夫?」
「うん、今は大分落ち着いたみたいで部屋でぐっすり寝てるよ」
愛乃ちゃんの言葉を聞いてホッと息をついた
「そっか…良かった」
「忠君、蛍ちゃんが倒れたってメールで知らせてくれてありがとう」
「え!?いや、全然!!俺なんかツッキーが具合悪いのに気付けなくて、ごめん」
「気にしなくても良いよ…忠君が教えてくれなかったら私は蛍ちゃんが倒れた事に気付けなかったんだもん。
だから、ありがとう」
「…………。」
「忠君も今日はしっかり休んでね?忠君まで倒れちゃったら私も蛍ちゃんも凄く心配だから」
愛乃ちゃんの言葉に驚いてしまった
「え、心配!?」
「当たり前だよ!忠君だって私の大切な人なんだから!」
愛乃ちゃんの言葉に俺は胸の辺りが暖かくなった
「…ありがとう、愛乃ちゃん」
「お礼なんて言わないでよ、当たり前なんだから!
兎に角!今日はゆっくり休んでね!」
「うん、分かったよ」
そう言って俺は電話を切った
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