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「今日はもう部活はいいからって月島が起きたら伝えておいてくれないか?」
澤村さんの言葉に私は頷いた
「じゃあ、俺たちは部活があるから後は宜しくな」
澤村さんと東峰さんはそう言って保健室から出て行った
「近衛さん、私が月島君を少しの間見とくから荷物を取ってきなさい」
「え、でも…」
今は出来るだけ蛍ちゃんの傍にいたい
「気持ちは分かるわ
でも月島君はまだ起きないだろうからその間に行ってきた方が一緒に帰れるでしょ?」
「…はい」
先生の言葉に甘える事にして、私ははや歩きで自分の荷物を纏めるため教室へ向かった
急いで荷物を纏めて保健室へと戻る
「近衛さん、戻って来たわね…
私これから職員会議があるから月島君が起きるまで宜しくね?
月島君が起きたらそのまま帰っていいから」
「あ、はい…ありがとうございました」
私が頭を下げると先生は気にしなくていいのよ、と笑って保健室から出て行った
私は蛍ちゃんが寝ているベッドのカーテンを開けて側にあった椅子にそっと腰を下ろした
眠っている蛍ちゃんの顔色はあまり良くない
その表情を見るとキュッと胸が痛んだ
私は蛍ちゃんが早く目が覚める様にと蛍ちゃん手を握った
暫くそうしていると蛍ちゃんが目を開けた
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