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「練習はどうしたんですか」




未だにニヤニヤしっぱなしの二人に言うと





「いやいや、練習も大切だか息抜きも大事だろー?


なぁ?美少女な彼女さん」





「うぇ!?

あ、いやあの…えっと」




顔を真っ赤にしてうつむく愛乃



美少女という言葉に照れているようだった





こんな事キャプテンが怒りそうな筈なのにお咎め無し…




体育館内を見ると部員達がこちらを見ていた






「…はぁ」




なんなんだ、この空気は…





「なぁなぁ!何で月島なんかと付き合ってんの!?」





いつの間にかこっちに来ていた日向が愛乃に顔を近づけた



月島なんかってなんだよ





「ちょっと、顔近いよ」





「わっ!」





愛乃の頭を自分の方へと寄せた



2年の馬鹿二人が何か冷やかしてくるがもう気にしない






「それより名前は?名前は何て言うの!?」





「あ、近衛愛乃です

1年4組です」





「俺は日向翔陽!!1年1組!よろしく」





「あ、うん!よろしく、日向君」





日向の勢いに圧倒されながらもにこやかに答えた愛乃