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「#幼馴染」のBL小説を読む
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- ナノ -
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それは愛乃がお手洗いに行くと言って席を外した時のことだった







何気なく外を見ると、何やら見た事のある集団が








「……………」








何やってんの、あの人達






自分の顔が歪んでいる事は僕自身がよくわかっている







「…蛍ちゃん?どうしたの??」








戻って来た愛乃が僕の顔を見て驚く








「あれ?忠君だ…それに日向君達もいる…

皆してどうしたんだろう…?」









「とりあえずここ出るよ」








「あ、うん」








伝票を机の上から取りさっさと店から出る







外に出ると集団は一斉に肩を揺らした








「皆さんどうしたんですか??」








先に声をかけたのは愛乃の方だった







その事に全員がほっと息をついたのがわかった








「ホントにねぇ…こんな所に皆さんお揃いで何をやっているんですか??」






「いや、俺達はほんとに、ほんとに偶然で!


そしたらたまたま月島達が見えたからだな!!」







「見えたからついて来た、と」








僕がそう言うと西谷さんがうっと詰まった