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運ばれてきた料理を食べて程なくしてデザートもやって来た
「わぁ、美味しそう!」
全然食べない僕に疑問を持った愛乃が口を開いた
「どうしたの?ショートケーキ、美味しくない??」
「いや、そんなことないけど」
そう言ってケーキを口に運ぶ
うん、味は美味い…美味いが気がかりな事は消えない
「はい、蛍ちゃん!」
そう言って愛乃は僕にケーキをひと切れ差し出した
「え、何…急に」
「悩んだってしょうがないよ!!
甘いものしっかり食べてそれから考えよう!ね??」
愛乃のいう事にも一理ある
「だから、はいっ!」
満面の笑みを浮かべている愛乃に断れるはずがなく渋々口に入れた
「美味しい??」
「まぁ、うん」
勘違いだといいんだけど…
そんな僕の願いも数分後には砕け散る事になる
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