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第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -
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田中さんに言われてみて愛乃の苦手なものについて考えてみる







































「…………数学、ですかね」











「「「「「数学ぅ……????」」」」」








「はい、愛乃は基本的に勉強は得意なんですけど数学だけは苦手なんですよね




ほら、苦手なものについて答えたんですから帰っていいですか?」








ちゃんと質問には答えたし、嘘は言っていない








愛乃は実際数学だけは全然出来ないし










「苦手っておまっ!そういう意味じゃねえよ!!



つーかお前絶対分かっててわざとやってるだろ!!!」









やっぱ無理だったか…さすがの田中さんでも騙されないか








「バレました??」









「バレました??じゃねえ!!!騙されるわけねーだろ!!??」









「じゃあ、お化け屋敷とかはどうだ??これって結構男子も女子も苦手な奴多いよなー」









「俺もお化け屋敷苦手です!」








「翔陽はそういうの苦手そうだもんなー!!」










菅原さんの言葉に日向が賛同しその横で西谷さんがからかう










それを横目で見ながら首を振る









「別にお化け屋敷じたいはそこまで苦手じゃないですよ



遊園地とか昔行きましたけど自分から行こうって誘ってきたくらいですし」









「す、すげえ…」










まあ、暗い場所で脅かされれば誰だってびっくりするもんだしね







お化け屋敷から出てきたときは決まって涙目だし






そこまでして入る意味がわからないんだけど