日常




聖石矢魔高校の屋上。
昼休み、甘い物を餌に恋人を呼び出した。
普通に声をかけただけでは断られる可能性があり、餌を用意してしまった自分が情けない。
が、背に腹は変えられない。
ただ二人きりでいたかっただけなので、別段話をするわけでもなく、心地いい風を浴びながら、隣に座る神崎を見やる。

(かわいいなー)

買い与えたヨーグルッチを飲み干し、ペコペコ膨らませている。
癖なのだろうその行為は、普段の雰囲気とは違い、彼をやけに幼く見せた。

(触りたいなー)

風が短い髪を扇ぎ、色素の薄い細い髪がふわふわと揺れる。

(触ったら怒るだろうなー)

その頬の存外柔らかい感触を思い出す。

(キスしてー)

ストローを加える唇に視線がいくのは仕方ない。

空気を入れすぎたのか、空のパックが一瞬跳ねた。
ストローが唇から外れ、噛み潰された先が覗く。











………チュッ









「……!?」






「あ…わりぃ。……つい」





HAPPY HOUR

君と過ごす
なんてことない
しあわせな日常




またもやsssですみませ(汗
姫ちゃんは神崎好きすぎて、常にこんなこと考えてればいい。という勝手な願望。
姫ちゃんの心の声(むしろセックスしてー)ってのもあったんですが自重して削除<ここで書いたら意味ないw
「つい」でキスしちゃう姫ちゃんが書きたかっただけとか秘密なんだぜ!!←←



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