11



「追って来なって、この怪我でどうやって」


「さて、では行くか。荷物は少ない方が良いと判断して女房に用意させた」


「なっ」


「ではな」


「待てっ・・・、霜せいっ!!」


龍作は、起き上がろうと試みるも、傷の痛みで思うようにいかない様だった。


「龍作っ」


それを見ながら舞姫は邸を後にした。



* * *









[ 13/23 ]

[*戻る] [次へ#]
[目次]
[しおりを挟む]

拍手



(c) 2011 Kiri



下記は宣伝です。




BLコンテスト・グランプリ作品
「見えない臓器の名前は」
- ナノ -