02



「何で呼んだ?」


「・・・頼みがあったからです。それと、この目で見定めるためです」


「見定める・・・?」


舞姫は呆然と呟いた。


一体何を見定めるというのだろうか。


「私が、予言した者達。この目で見定めてみたかったのです」


「・・・・・・」


「それに・・・彼の妖はかつて都を騒がせた鬼の一人。もう一方の鬼は封じられた様ですが・・・。あれは、貴方のお母様がその身に変えて封じたもの」


結果的に青風の元に来たのだが、それでも、当時、偉大な神通力を有していた彼の母親が一度は封じた妖怪だ。


「今一度、貴殿方にお頼みいたします。―――どうか、この国をお救いくださいませ」


巫女が地に手をついて頭を下げる。


「―――言われなくても奴は必ず」


「ああ。俺達で倒すつもりだ。なぁ?」


「うん!!」


「ありがとうございます」


巫女は深々と頭を下げる。


茨草はただ黙って事の成り行きを見守る。


「巫女・・・」


「茨草。大丈夫ですよ。―――青風殿」


「何だ?」


「良い、仲間を持ちましたね」




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