02
「何で呼んだ?」
「・・・頼みがあったからです。それと、この目で見定めるためです」
「見定める・・・?」
舞姫は呆然と呟いた。
一体何を見定めるというのだろうか。
「私が、予言した者達。この目で見定めてみたかったのです」
「・・・・・・」
「それに・・・彼の妖はかつて都を騒がせた鬼の一人。もう一方の鬼は封じられた様ですが・・・。あれは、貴方のお母様がその身に変えて封じたもの」
結果的に青風の元に来たのだが、それでも、当時、偉大な神通力を有していた彼の母親が一度は封じた妖怪だ。
「今一度、貴殿方にお頼みいたします。―――どうか、この国をお救いくださいませ」
巫女が地に手をついて頭を下げる。
「―――言われなくても奴は必ず」
「ああ。俺達で倒すつもりだ。なぁ?」
「うん!!」
「ありがとうございます」
巫女は深々と頭を下げる。
茨草はただ黙って事の成り行きを見守る。
「巫女・・・」
「茨草。大丈夫ですよ。―――青風殿」
「何だ?」
「良い、仲間を持ちましたね」[ 39/47 ] [*戻る] [次へ#]
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