通称、白夜学園(ヴァイス)と呼ばれる組織。世界崩壊から一ヶ月後、ほぼ機能停止状態にあった政府が屍人に抵抗する為に設立した生き残り達の共同体。とある古い学校を拠点に選んだ為、学園と呼ばれている。
全ての決定権は理事長と呼ばれる人物にあるようだが普段はあまり表に出てくる事はなく実際に目にした事のある人物は僅か。目的は『生き残りの保護』『屍人への抵抗(戦闘)、及び調査』『世界更正』である。生き延びたいという気持ちさえあれば誰でも入学可能。子供から老人まで様々な人間が集まっている。

普段は《結界》と呼ばれる術が学園を覆っている為、学園内への屍人の侵入を防ぐ事が可能。崩壊後の世界で一番安全と言っても過言ではない程の場所ではあるが一日に一度だけ《結界》が弱まる時間があり、その時間帯には学園内にも屍人が現れる。《結界》が弱まる時間帯は一定ではなく前触れなく現れる。その際には学園中に警報が入るようになっており、《生徒》と呼ばれる戦闘員は屍人との戦いへ備える。

【教師】
主に世界崩壊、屍人、能力について研究している者や武器開発部、救護班を指す。生徒達に能力の使い方、戦い方を教える者もいる。生き残り達の纏め役的存在。拳銃を一丁保持している程度で戦闘を行う事は先ずない。

【生徒】
主に対屍人戦闘要員。能力の有無は問われず戦う意志のある者は皆これに属す事が出来る。能力のある者は能力値(力の硬度)、戦闘力、判断力、能力の暴走制御能力、威力の高い者から順にランクをS、A、Bに振り分けられる。能力の無い者はCランクに属する事になり、ランクの高いものは遠方へ任務(調査)に出ることもある。生徒は皆、自分に合った武器を常時保持することになっている。

仲間の証として生徒には校章を与えられる。ランクによって校章に描かれている羽の色が異なっている。
S…金
A…銀
B…青
C…赤

ちなみに教師も同様校章を保持しており色は灰色。

【施設について】
旧くからある中高等学校を生き残り達のアジトになっている。結界を貼ることで現代社会において一番安全な場所となっている。学園内には自家発電機があり極僅かではあるが電力を賄う事が可能。主に賄った電力は警報時に使用。


中学館…校内で一番新しい校舎。高校館とは繋がっており主に食事、就寝に使用している。医務室が一階にある。全五階建て。二階にある体育館にて毎晩会議が行われている。

高校館…かなり古い校舎。全五階建て。中学館に比べて細部に若干洋式らしさが見られる造りとなっている(階段が大理石で出来ている等)。埃っぽく三階の一部、四、五階部分は特に損傷が酷く(備品も無造作に置かれている)木製の床については穴が空いている箇所や窓が割れっぱなしの箇所もある。地下一階にも校舎があるようだが空気も悪く暗いため人はあまり寄り付かない。
高校館の一番上の階には世界崩壊から一年が経過しても尚、正常の時刻を示している巨大な時計が設置されいる。校舎外(グランドや中庭等)からでも確認出来るようになっている。

西館…三階建ての校舎。損傷が少ない。地下にはパソコン室(現在使用不可能)や調理室がある。

北館…旧校舎。元々の校舎自体の損傷が激しく現在は立ち入り禁止になっている。全四階建て。地下一階にも校舎があるらしい。