「名前…実は俺、お前ぇに隠してたことがあるんだ……」

「どうしたの?新八さん。真剣な顔して…」

「実は俺、こんなだけど本当は女なんだ…ッ!!」

「う、嘘………!」

「悪ぃな…騙すつもりはなかったんだ」

「そっ、か………じゃあ、私も正直に言うね」

「なんだ?何かあんのか?」

「あの、ね?実は私…も、男。…なんだよね」

「う、嘘だろ?!んなわけねぇだろ??!」

「でも良かったぁ!新八さんが女の子ならちょうど良いもんね」

「ち、違う、俺は…」

「本当はずっと心苦しかった。大好きな新八さんに隠し事してるなんて…」

「だから、あの、」

「でも、新八さんが打ち明けてくれて良かった!」

「えっ、と」

「本当はね、ずっとバレなきゃいいって思ってた。…でも新八さんが打ち明けてくれたから」

「名前…」

「ごめん、泣くつもりじゃなかったのに」

「い、いや…その……」

「新八、さん…?…あ。やっぱり、女の子の方が良い、よね……」

「ち、違う違う!俺は名前が好きなんであって」

「男でも?」

「男とか女とか関係ねぇよ!!」

「本当に?同情なんていらないよ…」

「俺はな、名前」

「うん」

「男が好きなんだ!!!」

「………」







「…おい名前。新八泣いてんぞ」

「ちょ、待ってよ。私は新八さんの嘘に乗ってあげただけだよ?!」

「新八っつぁんもあんな嘘で名前を騙せるなんて甘ぇよな」

「嘘じゃないよ」

「「え?」」

「そろそろ慰めてこようかな、っと!」

「え?名前今の、」

「誤魔化すな!笑って誤魔化せると思うなよ?!」




Happy Aprilfool!!



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