Endless Missing 【 Tyrant Birth 】



ここらで一つ、思い切って階段を踏み外してみましょうか。



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どうも、初めましての方は初めまして。
もしどこかで会ったことがあるなんて人がいるのなら、お久しぶりです。運命すら感じます。
男女間の運命ならまだしも、男同士の運命なんてアレですよね。
いや、まあ別に異性じゃなくてももちろん運命を感じることはあります。ありますとも。
僕だって中学生の時の同級生(男子)に、運命を感じたことだってあることですし。
ああ、誤解をしないでくださいよ、これからするのは僕が男を食らうって話じゃありません。
かといって女を食らう話でもないんですけれど。
突然ですが、今回は堺竜樹(さかいたつき)という人物の過去を少し話させていただきます。
どうして今になって話すんだ、ですって?
そうですね、理由ははっきりとは無いのですが、強いて言えば話す必要があると思ったからです。仕舞いには追求されるだろうことですから、自分から話したほうが気楽なんです。
と言ってもそんな大げさなことじゃないですよ、ただの学生生活の一ページです。
それか、誰かに聞いてもらいたかったのかもしれません。
僕はこう見えてもいらないことをぺらぺらと喋りたがる奴ですから。
小さい頃にはよくお口にチャックをさせられました。
流れで言わせてもらうと、過去に友人の秘密をクラスの皆の前で漏らしてしまったこともあり、もちろんその時は親にこっ酷く叱られたものです。
秘密と言っても小さい頃の話ですから、誰が好きだとか嫌いだとかそういった些細でくだらない類の話なんですけれども。
その話の結末と言えば、別の友人から聞いた話なのでよく分かりませんが、僕が怒られた後に何故か友人と友人が好きだった女の子と結ばれたらしいのです。理由はうろ覚えなんですが、僕が聴衆の前で友人を告白させたのも同然のことをさせ(もちろん故意ではないんですよ)、それが運良く、彼女に受け入れられたのでしょう。




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