ー小崖の広場・タウンズエンドー

 私は次の街へ旅立つ前に、もう一度あの男と会って話がしたかった。

(メ///_ゝ`)

 案の定、男はもの憂げな表情でいつもの場所にひとり佇んでいた。
 私に気付いて振り返った彼の胸元は、先日魔族に傷つけられた痕が生々しく覗いていた。

 私は痛くないのか尋ねた。彼ははっきりと

(メ///_ゝ`)
 痛くありません

 と答えた。彼はもう人間の言葉を話していた。
 私はもう一度尋ねた。何故君は被害者なのかと。






 彼は強く吐息を漏らしながら、答えた。

(メ///_ゝ`)
 僕は被害者ではないです。本当の被害者は………

 青い鱗のネックレスが、ぎらりと輝いた。





おわり




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