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( ´_ゝ`)
時に弟者よ、何故にこんな所で寝ている?
(ー<_ー )…
( ´_ゝ`)
弟者よ、何故にこんな所で寝ている?
(ー<_ー ) …
( ´_ゝ`) …
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弟者、何故にこんな所で……
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……すまないな兄者、少々酒に酔ってしまってな。情けない事に足がもつれて倒れ込んでしまっていたのだ。
(ー<_ー ) …
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なんだ、仕方の無い弟だな。お兄ちゃんが家まで運んでやろう。どれ………
(ー<_ー )…
( ´_ゝ`) …
( ´_ゝ`)
弟者?
( ´_ゝ`) …
( ´_ゝ`)
全く、こんなに体が冷えて…お前はもっと自分を大切にしろ。そしてもっと俺を頼ってくれまいか
( ´_ゝ`)
……悪いな、なんだか照れくさくてな………幼い頃にはいつも、俺が兄者の尻拭いをしていたから…………
(ー<_ー ) …
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そう水臭い事を言うな弟者よ。お前が助けを求めてきたならば、例え結婚式の最中でも俺は飛んで行くぞ。
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……兄者………頭に雪が被ってしまっているじゃないか。……ああ、手が痺れて動かない……本当に、兄者は優しすぎるから………
(ー<_ー ) …
( ´_ゝ`)
気にするな弟者よ。雪を被るくらいお前の命に比べれば容易過ぎる。それくらいお前が大切なんだ、弟者よ。
(ー<_ー ) …
( ´_ゝ`)…
( ´_ゝ`)
いのち………
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ほら、もう家だ。冷え切った体には炬燵で甘酒にFMVタソが一番の薬だ。……の前に着替えなくてはな。
(ー<_ー ) …
( ´_ゝ`)
おとじゃ?
(ー<_ー )…
(ー<_ー )…
( ´_ゝ`)
……すまない兄者、体を自由に動かせない。やはり俺は相当酔っているようだ。
( ´_ゝ`)
なんだそういう事か。いいぞ弟者よ、俺がお前を着せ替えてやろう。……むむ、本当に力が抜けきっているな………
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……情けない………
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そんな事はないさ。誰しも酔ってしまえば人形も同然。ぐでぐでと好きに動かせる割にそこそこ重いのが常だ。
(ー<_ー )…
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……ストーブの前で暖められた服は流石に暖かくて気持ちがいいな兄者よ
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こんな事もあろうかとストーブで干しておいたのだ。先ずは服から暖めなくては。
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……流石だな、あにじゃ。
(ー<_ー ) …
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( ´_ゝ`)
ああ、流石だろう………
(ー<_ー )…
( ´_ゝ`) …
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よし、炬燵に入れてやろう。甘酒を用意するから暫し待たれよ。FMVでも起動させるがいい。
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ん、出来たぞ弟者……って、なんだお前、寝てるのか?
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……炬燵があまりに快適なもんで、つい、な。上体を起こす事すら億劫だ。
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なんだ、炬燵中毒か……仕方ない。このまま眠ってもいいんだぞ?ここで寝ても凍死はしない。天国みたいなものだからな………
(ー<_ー )…
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凍死……か………
(ー<_ー )…
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