ひらひら

ネタ。どこかに挿入か番外編に格上げしたい……。格上げしたら消します。



時期は『とくべつうんめい事件』~二章ラスト「あちっ」前のどこか。まだ何もないすんごい平和な幼少期。


庭でこてんと見事に『転びました』の状態のまま寝てる冷奈。
を、鍛錬後発見した燈矢。

「れなちゃん、れなちゃん、庭で寝ちゃだめだよっ」「んぅ…」

ど正論。しかしこの時期の冷奈は充電切れたらどこでも寝てしまうので、燈矢も手馴れてる。

眠たそうに瞳を開ける冷奈。とろんとまた寝そうになるのを必死に起こす燈矢。

「転んだの?怪我してない?」「ん…ひらひら……」「?チョウチョがどうしたの?」

ひらひら=蝶々。エスパーかな。

「ひらひら……おいかけてくるの……それで……、」「転んじゃったの?」「ぅん…………それでねぇ……、」「寝ちゃったんだ……」「ん……」

意訳:蝶々がひらひら冷奈の周りを飛んできた。冷奈は蝶含めた虫全般苦手なので、逃げようとして転んだ。そのまま眠くなって庭で寝た。

「そっか。足見せて?怪我してるかも」「……ん」「、ちょっと擦りむいてる……痛かったね」

悲痛な顔で怪我を見てあげる燈矢。冷奈は痛いよりも今回は眠気が勝ってたのでそんなに痛がってない。

まだ寝こけそうな冷奈を縁側まで手を引いて連れて行ってあげる。こてん、と柱に凭れてうつらうつらする冷奈。
絆創膏持ってこなきゃ、と立ち上がる燈矢の視界にふと入り込む、ひらひらとしたなにか。

「…………」

チラッと冷奈が見てないことを確認し、殊更静かに個性を使う。紅蓮の炎が舞い上がり、儚い命が炎に散る。灰に塗れた残骸をなんの感慨もない瞳で執拗に踏み躙り、砂と違えぬほどの粒子なったのを見届けてから冷奈を振り返る。

「もう大丈夫だよ!れなちゃん傷つけた奴は、おれがやっつけたからね!」

綺麗な笑顔。冷奈を傷つける奴は俺が絶対許さない。




こんな感じ。どこかで使いたい。
燃やしたところと踏み躙るところ、実は冷奈見てましたでも良い。見てなくても良い。そこは使い所と相談したい。



【ツッコミどころ】

Q.そのひらひら、本当に冷奈が言ってたひらひら本蝶でしたか?
A.分 か り ま せ ん。冤罪の可能性十二分にあり。こわ。

Q.燈矢は冷奈の泣き顔が好きな筈では?
A.泣き顔が好き=冷奈が自分以外のせいで傷付いたり痛い思いをしても良い訳ではない。

Q.じゃあお注射は?
A.あれは治療なので……。合法的に世界に許される唯一の泣き顔なので……。

Q.でもどこかで『蝶のように美しい』とか書いてましたよね。
A.そ れ。このネタ使うならそこはちゃんと書き換えなければいけないというメモをここに残しておきます。






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