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【異性一卵性双生児についてメモ】


本当はね……あんまり詳しく書くとボロが出ちゃうから読まないでほしいまであるんですけどね……あまりにも4章不親切だったので一応この作品での設定メモ置いときますね……斜め読みしてください……。

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そもそもの受精卵についての予備知識。
母親の卵子、父親の精子。これらが出会って受精して、そうして受精卵となります。(適当)
受精卵の男女性の決定は性染色体の組み合わせ(というかYの有無)で決まります。「XY」なら男の子、「XX」なら女の子。

異性一卵性双生児について移ります。この特異な双子が産まれるケースは主に二つあります。

@性染色体「XY」の組み合わせの受精卵が「XY」と「XO」に分化したもの。
A性染色体「XXY」の組み合わせの受精卵が「XY」と「XX」に分化したもの。

燈矢と冷奈のケースは@になります。なんでかって話は2章と、予定では5章に書くつもりですので、この先は@のケースで説明しますね。

この双子は@の通り元を辿れば「XY」の性染色体を持つ受精卵でした。つまりは男の子。このまま何事も無ければ男の子は一人で産まれる筈でした。
しかしこの受精卵は双子に分裂します。一つの受精卵から発生した双胎児ですからこの双子は一卵性双生児です。一卵性双生児はその受精卵をコピーするように誕生するので、ほぼ100%同じ遺伝子情報を持っています。当然性別についても同じことが言えるので、「XY」性染色体の受精卵は「XY」と「XY」という男の子同士の双子として誕生する筈でした。これが一般的な一卵性双生児です。

ところがこの多胚化する際に、極めて稀に上手く行かないことがあります。「XY」に分裂しなきゃいけないところを、うまく行かずに片方の「Y」染色体を欠落してしまうケース。それが「XO」染色体個体です。
上記の通り染色体による性の決定は「Y」の有無によって決定されるので、「Y」染色体が無ければ必然女の子になります。つまり「XO」個体は女の子になります。

4章でくまの言っていた【一つの受精卵でコピーのように全く同じヒトが二人産まれるところをたった一つのY染色体の欠落によって引き起こされる】っていうのはこのことです。
こうして一卵性なのに男女の双子として産まれたのが「XY」染色体個体の燈矢と、「XO」染色体個体の冷奈でした。


という感じのなんちゃって異性一卵性双生児話でした。ナミエじゃない方の安室が言ってた。間違ってたらあむぴのせいにしよ。すまんなあむぴ。好きやであむぴ。でもどっちかと言うと推しはバーボンです(はぁと)






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