糸車 | ナノ




 『雨。』

 ぽつんと雨粒一つ落ちた

 きみの頬に落ちた

 ぼくの心にも落ちた

 凍えてしまわないよう

 ぼくがそばにいてあげるよ

 
 いつか雲の切れ間

 差し込む光

 それがぼくだったらいいけど

 きみが笑えるなら

 それでいいと思う

 明日も明後日もその次も

 同じ愛で

 きみを照らすよ

 ほら君が笑う

 ぼくも笑う

 それがぼくの幸せ
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