真斗


「だーむだーむだむお水の子ーしゅくだい片手に机のまえー」

「…………」

「ちょ、なんでそんな振り向きざまに冷たい目するんすか」

「お前は……そのネタ飽きないのか」

「うん!」

「そうかいい笑顔だな楽しそうで何よりだ」

「だいじょーぶ!私あなたのこと好きだから!愛ゆえによ!」

「そうかそうか、ではこちらへ来てくれ」

「んー?なにっすか…うわっ!?な、なにいきなり腕掴んで!」

「お前がその行動を愛故にと言うのならば、俺も愛故にお前に好きなことをしていいのだろう?」

「きゃーおそわれるー」

「そう照れるな。さぁ、こちらを向いて目をつむれ」

「それ私の死亡フラグ」

「目を開けたままが好みか。お前の顔を見ながらもいいかもな」

「!?きゃーごめんなさい!ごめんなさい!冗談、ごめん、まだ無理ー!」

「頬が赤いぞ」

「(びくびく)あ、う、…え、えへ」

「…安心しろ。お前がいいと言うまで口づけは決してしない。……お前を失いたくないんだ。初めてできた俺の愛しい人」

「真斗…。うん、そっか。あー、……ありがとう。早く、あなたに慣れるようにする」

「俺が我慢できなくなる前に、頼むぞ」

「うい。じゃあ真斗、百人一首教えてー」

「わかった。では宿題が終わるまで待っていろ」

――――――――――――
ちょっと奥手な夢主さん。


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