「へい!るっくあぁあああっと、みぃいいいいいいいっふう!」

「!?」

「ふふん、いえーすあてんしょん、ぷりーず?ひゃっほい!でぃす、いず、あ、ぺーん!」

「……」

「いっつ…えーと、いっつ……。日本語でいいデスか」

「何をしに来たのだ」

「え、そんな冷たい目で見ないで。あのあのね、私は貴方にまずぃっくを店に来たのよ」

「無駄に舌を巻くな」

「…貴方、最近冷たくない?」

「ふっ、お前にだけだ愛してるぞなまえ」

「やっつけかんあふれる愛してるなんて要らないわ!」

「マジック見せるのではなかったのか?」

「……まずはこちらをご覧ください。なんの変哲もないトランプがありまする」

「ふむ」

「これをシャッフルして……ストップと声をかけて」

「とまれ」

「…」

「何故だ!何故止まらぬ!」

「日本語は受け付けませぬ!」

「今日から日常会話全て英語にしてやろうか」

「サーセン止めます!というか、かれこれ五回くらいサイクルしてるの!はやくとめて!」

「とまれ!」

「はいっ!」

「…(なんだこのぐだぐだ)」

「私はこのカードを見てはおりませぬ」



割☆愛



「なんで!?なんで私の出番カットするの!?」

「何十回も失敗しただろう」

「でも別の手品は成功したわ!難易度☆五つ分よ!マジック界のプリンス、リディールさんに教わってきたんだからね!!」

「りっ、リディール!?」

「シャイニーくんに言ったら許可してもらったわ!むしろやれって!」

「事務所をそんなことに使うな」

「だが断るっふー!」

「…まぁ、壁抜けのアレは驚いた。………さすが、だ」

「!!……ふっふーん、頑張ってよかったかも。喜んでくれて嬉しい」

「(……しかし何故あのリディールさんが…)」

「あ、実はリディールさんって私の幼馴染なのよ」

「なんだと!?」

「ちなんでおくと、ディッシュでしょ、リローダちゃんでしょ、アザレアさんに涼介くん、三越くんもお友達だし、」

「……顔広いな」

「うん、まぁね。だってほら、パパンが写真家だし、ママン、ヘアメイクさんだからね、こう……気づけば顔ひろし」

「こんな話をここ(ダスト)でするな」

「ういーっす」


落ちは、ない、よ。









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