無題

2010/06/28 15:18


灼=灼月焔
エ=エル・マンティール

灼「吐きます」

エ「トイレで吐け」

灼「いやいや、リバースじゃない」

エ「どういうことだ?」

灼「……仕切り直しまして」

エ「?」

灼「仕切り直しまして

エ「どうぞ」

灼「暴露します」

エ「そういうことか」

灼「やっぱり遠回しな日本語は分かり難いかな?」

エ「oui」

灼「分かった。使わないように気をつけるよ」

エ「それで、何を暴露するんだ?」

灼「私、凄く寂しがり屋でね」

エ「大きく出たな」

灼「まま、聞いてよ」

エ「oui」

灼「だから、姉がとある夢小説にハマって抜けない時期がありまして」

エ「それで?」

灼「相手して欲しいがために大嘘吐きました」

エ「どんな?」

灼「存在しないサイトに掲載されてる夢を語った」

エ「ん?ちょっと待て」

灼「そうです。私オリジナルの夢小説を語ったの」

エ「このサイトを作る前か?」

灼「ウィ」

エ「発音が違う」

灼「細かいこと言わない!」

エ「それで?何で今になって」

灼「その中のネタが急に書きたくなってさ──」

エ「存在しない誰かの作品になってるから書けないって事か」

灼「ウィ……」

エ「そんな嘘吐くなよ」

灼「だって、あの時はサイト作るなんて思ってなかったし……」

エ「?」

灼「お姉ちゃん相手してくれないんだもん」

エ「……」

灼「一生懸命話し掛けても『ふうん』とか『へえ』とか、空しくない!?」

エ「…………プッ」

灼「ああーーー!!いま笑ったでしょ!!」

エ「り……ホムラは本当にシスコンだな」

灼「うるさいよ!エルまでそんなこと言うの!?」

エ「すまない。わざわざ、そんな嘘まで吐くとは」

灼「…………」

エ「で?どんな話を書きたくなったんだ?」

灼「……」

エ「それが言いたくて私を呼んだんだろ?」

灼「……うん」

エ「じゃあ、仕切り直しまして」

灼「うん、獣人の話なんだけど」

エ「耳が生えてるヤツか?」

灼「そうそう。ドタバタで、ほんわかした話なんだ」

エ「へえ」

灼「で、一つ問題があるんだけど」

エ「?」

灼「主人公が拾う獣人って黒猫で俺様なキャラなんだよ」

エ「それがどうした?」

灼「作品が違うからキャラの配置が大きくズレる」

エ「似たようなキャラを選べば良いだろ?」

灼「そうすると……別のと被っちゃう、というか」

エ「私的に納得がいかないのか」

灼「うん……」

エ「まあ、好きなだけ悩めば良いんじゃないか?」

灼「それもそうだね」

エ「大好きな姉にも相談すれば良いだろ?」

灼「また馬鹿にする……」

エ「羨ましい限りだ」

灼「本当にそう思ってる」

エ「当たり前だろ?」

灼「エルが言うと納得しちゃうな」

エ「そりゃ、どうも」

【終了】

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