無題

2010/03/27 14:36


灼=灼月焔
フ=フィクス

フ「遅かったじゃん」

灼「……さよなら」

フ「待て待て、ちょっと待て」

灼「なんで、お前がココにいるんだよ!!」

フ「良いじゃん。会いたかっただろ?」

灼「誰に」

フ「俺に」

灼「帰れ」

フ「無理」

灼「…………チッ」

フ「そんなに嫌な顔するなよ〜」

灼「昌人はドコ行ったの?」

フ「なんか、女の子に連行されてった」

灼「もしかして、青髪の子?」

フ「そうそう」

灼「ミレアか。じゃあ、しょうがないな」

フ「何で?」

灼「仕事だよ。そっかあ、仕事か……」

フ「んで、俺が代わりに来たわけ」

灼「ノディスが来るなら分かるんだけど、何でアンタなの」

フ「好奇心?」

灼「聞くなっ!」

フ「なんか冷たくね?」

灼「誰に対して」

フ「俺」

灼「そんなこと無いよ〜」

フ「ホントに?」

灼「そんなに違う?」

フ「何となく愛が足りない」

灼「だって、我が子じゃないし」

フ「は? いやいや、お前の子だろ?」

灼「へ? 違うよ。夢主だろ?」

フ「どう違うんだよ」

灼「う〜ん、微妙に違うんだよね」

フ「変わんないと思うんだけど」

灼「住んでる世界が違うからかな?」

フ「何それ」

灼「人様の世界観に入っちゃってるから、別の人みたいな感覚なんだよね」

フ「ノディスは?」

灼「ノディスは我が子だよ」

フ「でもさ──」

灼「兼ねてるね、色々と」

フ「あれは良いのかよ」

灼「良いも何も。あの子は元々、次元を行き来する存在だもの」

フ「なになに、どういう──」

灼「カット」

フ「何を!」

灼「説明」

フ「我が子だろ!」

灼「お前に説明する必要が無いのっ!」

フ「勢いに任せてヒドイこと言っただろ!!」

灼「大丈夫。気のせいだから」

フ「ヒデェ……」

灼「問題無し」

フ「ところでさ」

灼「何?」

フ「もうすぐ10000打らしいじゃん」

灼「なぜそれを……!!」

フ「いやいや、知らないわけないだろ。俺、このサイトの住人だよ?」

灼「いやいや、お前はカ──」

フ「ストーップ!!

灼「何だよ!」

フ「お前、口軽すぎ!!」

灼「軽いって──ああ、そうか」

フ「いま気づいたのかよ」

灼「まだ書いてなかったね」

フ「そうだよ」

灼「やっちゃった。テヘ」

フ「何が『テヘ』だよ。まったく」

灼「いやいや、かたじけない」

フ「……それで、サイトの事なんだけど?」

灼「問題無い、翼竜が何とかしてくれるよ」

フ「ああ、あのやたらとセット壊す人?」

灼「そうだよ〜、フィクス怒らせ過ぎだって。あれは正直、無いと思った」

フ「良いじゃん。普段の鬱憤晴らしで」

灼「……嵐が過ぎた快晴の空」

フ「何だそれ?」

灼「性格の悪い我が子が、純粋な我が子に教えた嘘です」

フ「おいおい、それって──」

灼「さってと、何か面白いもの落ちてないかな〜」

フ「あいつ本当に大丈夫かよ」

【終了】

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