無題

2010/03/22 21:34


灼=灼月
ノ=ノディス

灼「お〜い、ノディス?」

ノ「何で、いきなり僕なの?」

灼「せっかく呼んだのに、不満そうだね。ノディスちゃん?」

ノ「その呼び方やめてよっ!!」

灼「良いじゃん。イラだって呼んでるんだし」

ノ「だから嫌なのに……」

灼「まあたまた〜。本当は大好きなクセに〜」

ノ「なんで、そうなるの!!」

灼「良いコンビだと思うんだけど」

ノ「う〜ん、感謝はしてるよ? でもさ──」

灼「アノ性格は無いよな」

ノ「本当だよ……」

灼「あれ、それを言っちゃうか」

ノ「何を」

灼「だって、ノディスは昔」

ノ「あーーーー!!

灼「何! いきなり大声出すなよ。ビックリするじゃん」

ノ「お願いだから、何も言わないで!!」

灼「…………プッ」

ノ「何で笑うの!?」

灼「いや、面白いなって」

ノ「……うぅ」

灼「分かった分かった、私が悪かったよ」

ノ「本気で思ってる?」

灼「まっさか〜」

ノ(やっぱり……)

灼「まあ、そんなに怒んないでよ。冗談だから」

ノ「うん、分かった」

灼「ノディスは良い子だ。大好きだよ」

ノ「エヘヘ」

灼「本当に可愛いな〜」

ノ「……ところでさ」

灼「小説は進んでるの、とか言ったら張っ倒す」

ノ「えぇ!? 何で!」

灼「進んでたら、こんな鬱憤晴らししてねえよ!」

ノ「うっぷん?」

灼「キノに聞いて来い。多分、知ってるから」

ノ「分かった!」

灼「ちょちょちょ! いま行かなくて良いよ」

ノ「ん? うん」

灼「良い子、良い子」

ノ「エヘヘ」

灼「そういえば、ノディス君」

ノ「なに?」

灼「なんで、風の一族は女顔なのか知ってる?」

ノ「聞いたこと無いかも……」

灼「じゃあ、いいや」

ノ「え!? そこまで言っておいてっ!」

灼「だって、めんd…なんでもない」

ノ「……」

灼「だって、そこまで知りたい事でもないでしょ?」

ノ「リベルトも女顔だったね」

灼「当たり前だよ。フィルデンブールなんだし」

ノ「でも、人に近かったよ」

灼「それは、真名を貰ったのが急だったから」

ノ「リベルトの真名は『リベルテ』だったよね」

灼「そ、『自由』を意味するんだよ」

ノ「僕は?」

灼「スピンでしょ?」

ノ「どこにも書いてないよね」

灼「…………え、本当!?」

ノ「気づいてなかったんだね」

灼「や、やだな〜。設定のついでで書くつもり──」

ノ「……」

灼「ほ、ホントだよ!」

ノ「…………」

灼「……ごめん、忘れてた」

ノ「──ハァ」

灼「……うぅ」

ノ「大丈夫だよ。怒ってないから」

灼「ごめん、本当にゴメン」

ノ「その代わり。小説書いてあげてね?」

灼「…………ハイ


【終了】

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