■ 

「自分は重大なミスを犯してしまったようだ…」
【…】
自分が道知らないからポケモン探してやっと見つけたと思ったら瀕死でショップ行きたくてでも道知らなくて
とりあえず迷子だったの忘れてた
【…言っちゃ悪いけど、馬鹿よね貴女】
言うなよ
気にしてるんだぞ
「でも成績はオールSどやぁ」
言ってる場合じゃないよね、
どうしようアイツ死なないといいけど…
【そうねぇ、ちょっと待っててちょうだい】
「え、わかった」
麗花は近くの木に乗って上のほうへ行った
アイツなにしてるんだ?
キョロキョロとあたりを見回してまた降りてくる
「何してたの?」
【南の方に道路が見えたわ、行きましょう】
スルーされたとか知らん
取りあえず方向がわかっただけでありがたい
「おし!頑張るぞ!」
【南って言ったのになんで東に行くのかしら?】
「…ミナミッテドッチデスカ」
【…こっちよ】
でも自分すごくない?正反対に行かないってすごくない?
え?バカ?え、ちょ、ちょっと何言ってるかわからないなー
とりあえず目の前をちょこちょこと歩く麗花が可愛げふんげふん
「い゛だっ」
麗花ばっか見てたら枝に頭ぶっけた、めっちゃいてぇ
誰か、誰か自分にも傷薬プリーズミー
鼻血出てない?あ、鼻水だコレ
【何してるの?早く行きましょう】
「すんまそん」
とりあえず傷薬をば



---


「ぎゃああああああああああああああああああああ目がああああああああああああああ!」
【うるさいわよ】
いやだってほら眩しいじゃん?さっきまでめっちゃ暗かったのにめっちゃ明るいじゃん?
視力が死んじゃう
「と、とりあえず店」
【あら、いいじゃない このまま行きましょう?】
「え?」
仲間の口から出たのは冷たい言葉でした



[ prev / next ]
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -