嘘吐きピエロ(♀臨正) ※甘楽さんがログインしました。微エロ。 「まっさおっみくん!」 「うわっ、」 「何やってんの?私が帰ってくるの遅いから一人でシちゃった?シちゃった?なにそれ遠回しに誘ってる?」 「現状況をまず確認してもらえますか。俺読書タイムなんですけど」 「読書タイムって、あはっ、はははは!駄目だよ、私以外の女の子の裸見ちゃ」 「だから表紙を見てくださいこれ。何て書いてありますか?ほら読み上げて」 「…推理小説」 「分かったらさっさと着替えてきてください。コートの下にキャミとか趣味悪いですよ、それこそ誘ってるんですか」 「そうそう、それなんだけどさ。私さっき痴漢にあっちゃった」 「…………………は?」 「いやー参ったね本当。満員電車だったからかな、無理矢理胸とか触られちゃってさー」 「……………」 「まあとりあえず一回降りて自分でシてきたから治まったんだけど。ホラ、ここ分かる?キャミの小さいホック取れ掛けてるでしょ」 「…………甘楽、さん」 「何、嫉妬しちゃった?嫉妬しちゃった?痴漢に嫉妬しちゃったか、この純情少年め」 「………誰が、ちくしょう」 「…正臣くん?」 「どんな奴にやられました?男ですよね、格好はどんなのでした?身長とかできれば顔とか見てませんか?それっぽいのを締めてけば当たるか…今何時?何人くらい集まるかなあいつ等、とりあえず20人くらい呼んどけば、いや、足りないな。もう少し集めるか。甘楽さんマンションから一歩も出ないでくださいね、あんた女性なんだから。ストーカーとかそう言う可能性もあるんですからいいですか俺ちょっと行ってくるんで」 「ちょ、待って、え?正臣くん?」 「一人じゃ不安かもしれないですけどちょっと我慢しててくださいね、俺すぐ戻ってくるんで大丈夫ですから。何かあったり怖くなったら電話してください、10分以内には戻ってくるんで。あ、夕飯はグラタンが冷蔵庫の中にあるんでチンして食べてください。駄目ですよちゃんと食べてくださいね、いいですか?」 「まさお、」 「ああ、できれば風呂入っておいてください。そんな汚らわしい最低の下衆野郎に触られて不愉快でしょ」 「……はい」 「じゃあ俺行ってくるんで」 「…正臣くん、あのね、」 「甘楽さん、愛してます」 「(何この可愛い生物)」 --------------------------- 全て甘楽さんの策略。実はタクシーで帰ってきたオチ。 過保護な正臣だ。 2011/10/03 22:02 |