勘違い謙也ってかわいいよねっていう夜中のテンション+妄想から書かれたものです。あとリハビリ用。色々酷いけどOKだよマイケル!って方はどうぞ☆
一応謙蔵謙っぽいです。
目を覚ますと隣に白石が眠っていた。
裸で。
一瞬目を疑ったがそれは間違えようのないことで、そしてなにより自分も裸だという厳しい現実が待ち受けていた。下も履いていない、所謂全裸というやつだ。白石は確かパンイチで寝る癖があったが自分はパンイチや全裸で寝る癖はない。そもそも今、白石が全裸なのかパンイチなのか俺には分からないし知る勇気もない。
なんでこんなことに、と視線を部屋の床に向けると、空き缶が数本転がっていた。昨日は少しテンションが上がって親が居ないのを良いことに少しお酒を拝借して飲んだことをなんとなく思い出した。
(まさか酔っぱらってベッドインやなんてマネは…マネは…)
冷や汗しか流れ出て来なかった。
確かに白石は美人顔で男でも軽く見惚れるものだが、俺と白石は親友な訳だから手を出すなんて一回も考えたことはなかった。確かにイケメンだとか綺麗だなとは常々思っていたが、さすがに手を出すなんて…
(いやいや出してない出してない。多分酔って裸になって寝ただけやって、俺がそんな白石を抱くなんてことは…)
そんなときだった、ふと俺の足をかすってはいけないものがかすった。相手も全裸だった。
(ないないないないないないないない。落ち着け俺。落ち着け落ち着け心を閉ざすんや。侑士が出来るんやから俺も出来る…!!やれば出来る子やろ!!!)
脳内でだらだらと格闘を続けていると、ん、と白石が声を上げて目を覚まそうとしていた。怖くなって布団から出ようとしたときだった、ズキリと腰に鈍痛が走った。同時にスルリと巻き付くように腰に腕が伸びてきた。
(まさか……)
「…謙也、おはようさん」
「オハヨーゴザイマス…」
恐る恐る首だけを動かして振り返ると寝起きなのにニコニコと機嫌良さそうに笑う白石の姿があった。
「可愛かったで、謙也」
「俺が下かあああああ!!!!ちゅーか変なもん擦り付けんといてえええ!!!!」
「謙也ハァハァ…」
おわれ
こんな話を書くのが大好き。勘違い謙也とか。ズブズブと1人思い悩んでいく謙也とか。謝るよりも逃げ出そうとする謙也とか。
謙也が好きなんです。←結論