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後書きでも少し書きましたが、尚香が嫁いでいた間の陸遜の気持ちを考えていたら、花の種を贈る情景が思い浮かんで、話にしてみました。
庚申薔薇の事は元々知っていたのではなく、作品を思いついてから、中国原産の花を調べて見つけました。
丁度、陸遜の想いに重なる花だなあと、見つけた時はとても嬉しかったです。

この作品の時は、まだ同盟が破綻して尚香が帰国する事になるのを尚香自身は予感してないイメージです。
陸遜はあらゆる可能性を考えていますが、何より今の現状での尚香の幸せを願っています。
でも、尚香を取り返さないといけない状況になったら率先して動くかなと思います。

陸尚について検索してたら、斬の方のアプリで「なんとしても劉備を倒して、姫様を力づくでも連れ帰ります」っていう台詞を言ってる陸遜を見つけたのですが、その場面だけ切り取られてて前後が分からないけど、おおお……!と思いました。

状況は刻々と変わって、見送った陸遜には葛藤や悲しみもあるけど、想い人が大切だからこそ笑顔の多い日々を過ごして欲しいという願いもあれば良いなと思います。

四季咲きの花は、尚香に寄り添うように季節を通じて咲いて、尚香の意識に故郷や大切な人達の事を思い出させる存在になればと思います。
贈り主の名前を尚香は知らないけど、もしかしたら陸遜かもしれないという予感は持っています。

想い人の幸せを願いながら、尚香にとって過去になりたくない少しの我侭(と陸遜は思ってるイメージです)な気持ちもあって花の種を贈りました。

とにかくイメージを思いついてから、書きあげなきゃと思ってたので、伝えたい事を上手く書けたかは別にしてすごく満足してます。

いつもに増して地の文が固い話になってしまったので、次はサクッと読めて甘めの話を書けたらなった思います。

Jul 01, 2022 08:22
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