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長めの話になりそうだったので、連載にした『かりそめジャーニー』ですが、いつもタイトルをラストまで書き上げてから決めているので、今回は連載の為、先にタイトルを考えなければならず、今のところ一番苦戦したのは、タイトルかもしれません。

一応、ラブコメのつもりで書いているのですが、地の文が堅いので、ラブコメに求められる軽快なポップさがなかなか出せなくて悔しいです……。

陸→尚な話は、ネタを考えやすく書くのも楽しいんですが、陸→尚の二次創作を前提に原作と照らし合わせると、陸遜の尚香への想いって、切なくて澄んでて尊いものじゃないかなと思うので、ラブコメ優先し過ぎて解釈ブレないように気合入れて書かなきゃなあと思います(と言いつつ、すでにブレてたらすみません)

乱世の渦中な当時の十代(しかも二人とも特別な立場と経験がある)は、今よりずっと達観した価値観を持っていそうですが、思春期の十代らしい素朴な心の動きも書けたら良いなと思います。

2話は宿でのやり取りがメインなんですが、若い二人が旅をするとなると最初に立ち塞がる障壁かなあと思って書きました。
帳場の女に嘘を並べて演技している陸遜の隣で、尚香が陸遜に口で勝てない訳だわと感心しながら見ています。
軍師らしく頭の回転が早いので機転を利かせて喋る陸遜ですが、悪知恵はもし思いついても軍略以外では使わない人かなと思います。

帳場の女は、陸遜の読み通り店主に駆け落ちの夫婦を泊める事を伝えますが、二人を気に入ってもいるので、もし追手が来たら白を切って庇おうとも思ってくれています。

宿の鍵とかどうなってるのか分からなかったので、取り敢えず当時主流だったらしい海老錠という鍵ににしてみました。
一応、外した錠前は部屋の中の金具に留めてもう一度鍵をかける設定のつもりで書いてみたのですが、当時の扉の鍵の資料が他に見つからなくて、私が適当に捏造して書いたものなので、ここだけのものと思っていただけたらと思います。

今後、宿の場面を書くか分からないのですが、今回のような豪華な宿に二人が泊まるのは最初で最後で、次回からは今回の反省を活かして、予算に合った部屋を借りると思います。
でもそうすると、必然的に部屋が狭くなってしまうので陸遜の第二の試練は続きます。
今回のラストで陸遜がちゃんと眠れたかは、次回で少し触れたいなと思ってます。

ではでは、この辺で。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

Jun 12, 2022 08:37
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