「ねぇ、ジャーファル?」

ジャ『何です?』

「ジャーファルって、欲がないよね」

ジャ『はい?』


急に、理由のわからない事を言われた。


「だって、私が誘うとシてくれるけど…
ジャーファルからは、あんまり誘ってくれないよね」

ジャ『……』

「私に、魅力がないのかな?」

ジャ『違います』


本当に、どうしたんだ。


「じゃ、性欲が弱い?」

ジャ『それも、違います。だいたい、どうして…』

「……だって、」

ジャ『?』

「ピスティが…」

ジャ『ピスティが?』


嫌な予感しかしない…。


「普通は、男の人から誘うものだって…」


やっぱり、嫌な予感が的中した。


ジャ『はぁ…言っておきますが、#名無しさん#は魅力的な女性ですよ』

「じゃ…どうして?」

ジャ『貴女を壊してしまいますよ』

「こ、壊す!?」

ジャ『いつも、かなり我慢してるんです』


ゆっくりと近づくと、それだけで#名無しさん#は後ろに後ずさった。


ジャ『本当なら、毎日毎晩でも付き合って欲しいんですよ』

「…ちょっ!?」

ジャ『身体中に、キスマークを付けて私のモノだと見せつけたいんですよ』

「あ…の…ジャーファル?どうしたの?」

ジャ『私から、シて欲しいんでしょ?なら、今日からは遠慮しないで誘いますね』


ニッコリと微笑んで近づけば、逃げようとした彼女の腕を引っ張りベッドに放り投げた。


「えッ…ちょっ!?……きゃぁぁぁぁ!!」




⇒おまけ




───

次の日。


「……」

ジャ『朝ですよ?起きてますよね?』

「…前のジャーファルに戻って下さい」

ジャ『おや、満足頂けて嬉しいですよ』

「…ウレシクナイデス」


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