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「#幼馴染」のBL小説を読む
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もう一度だけ[5/7]

新八からの連絡を受けたのは花奈がいなくなってから10日。

かぶき町ではなくて、江戸の外れにあるファミレス。

張り巡らしていた情報網に花奈によく似た女がつい最近勤め始めた、と。

「銀さん、どうされます?」

「どうって」

「もし、あれなら僕と神楽ちゃんで行ってみましょうか?その方が」

「アア?何で君たちだけ?花奈に用があんのはァ」

「…だって、花奈さん…ここがイヤで、きっと出てったんですよね?多分、その…愛想尽かして…」

ッチ!!!

言いたいこと言ってくれやがんな、オイ!!

「愛想尽かされたってんなら、もう一回その気にさせるしかねえだろがッ!!!それできんのはお前らじゃねえ、オレだけだ」

新八と神楽は仕方ないと苦笑して見送ってくれたけど。

その気にさせる?どうやって?

大体愛想尽かされて当たり前だろッ!!

目の前で浮気現場見て平気なわけねえよな。

なのに、謝りもせずに逃げてなかったことにして。

甘えてばっかで…ゴメン。


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