飛行機雲と僕の未来
紙ヒコーキの走行距離
電柱の後ろ側
青空に消えた声
両手からこぼれ落ちた君の笑顔
かすかな願いはまどろみ消える
記憶を捨てるように優しさもなくした
残像の世界
世界はいつだって僕の敵だった
そうして紫陽花が笑った
みんなみんな大嫌いだとうそぶいてみた
残暑に鳴く蝉
裸足のワルツ
泡のように消えた少女
懐かしい話をしよう
マリオネットは踊らない
終点で待ってるわ
そこに救いはない
窓辺のヴィーナス
世界が君に優しくあるように願った
終末に咲いた花
散り際の美学
涙はどうして透明なのか
幸福のち絶望
空気に押しつぶされる感覚
また会おうと嘘をついた
残酷に君を喰らう
悲しみを超えた場所
私の涙は綺麗じゃなかった
追憶に馳せる想い
まぶたを閉じれば君がいる
量産型涙
空を見上げればそこに
自虐的メランコリック
世紀末の憂鬱
溢れ出した煩悶
美しく絶望
ルサンチマンに散る花
やがて朽ちる躯
あの男に心挽かれた
空白に赤い模様
穢れた系譜
私を絶望で満たして
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