生徒会室の窓からぼんやりと空を眺める。空は雲一つない快晴で、生徒会室の窓から太陽の光が差し込んでいた。こんなに天気の良い日に会議なんてもったいない。外に移していた視線を部屋の中に戻して、先ほどと変わらない光景にため息を吐いた。一体何時間同じ話をすれば気が済むのか。

「大体おまえはな、いつもそうじゃねェか!血の気が多すぎなんだよ!献血に行け!献血に行ってそのどす黒い血を世の中のために役立てろ!」
「はぁ!?うるさいし、毎月大量にだしてるから間に合ってます!」
「なッ!?おまッ何言ってんだよ!下品な奴だな!」
「はぁ!?あたし何も言ってないじゃん、あんた何想像してんのよ、変態!大体トシもすぐイライラしすぎ、牛乳飲んでカルシウムとりなさいよ!」
「うるせェ、俺は毎日マヨネーズ食ってるから大丈夫なんだよ」
「はぁ!?あんたバッカじゃないの!?マヨネーズは乳製品じゃありませんー!バターかなんかと一緒にすんじゃねェよ、バーカ!」
「てんめェェェ!」

「あのー」

俺が口を開くと先ほどまで言い争ってた2人が一斉に恐い顔で俺の方を見た。「「何!?」」
「そろそろ、会議の続き始めませんかィ?」
「「総悟は黙ってろ!」」

「……はい」





会計の憂鬱
(今日も来月の生徒会の予算は決まりそうにない…)





END
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