短編2
裏方組(というか569以外)
10「本番5秒前!3、2、1…」
『皆さんこんにちは!』
1「セシル、マイク音量を調整してくれ」
4「了解。あ、フリオニール、リクエストのスタンバイお願い」
2「了解!」
4「…あれ?」
3「セシルさん、どうかしました?」
4「マイク、調子悪いかな?聞こえが良くないんだ」
7「昨日調整したばかりのはずだが…」
8「リクエスト曲の流れてる間に確認してくる」
8「接続が悪かっただけだ。あれだけ線の周辺に物が乱雑に置かれてたらそうもなる」
10「一番かさばってんのはファンレターッス!」
3「そういえば、ファンレター溜まってきましたね。特にアナウンスの3人宛に」
4「アナウンス3人の次に多かったのは、クラウド宛だったんだよね」
7「…そうなのか?」
1「この中で、すべてのメールとハガキに目を通しているのは、私とセシルだけだが、確かに多かった。ただ差出人は主に…」
23410「ストーップ!」
178「…?」
3「だめですよライトさん!」
2「クラウドの前でその名前は…ってあれ?」
『何故クラウドは出てこない?声を聞かせてみろ。それとも怖じ気づいたか?クラウド…』
…………
23410「その名前を言っちゃだめだああああ!」
バタンッ
8「おい!クラウドが!」
4「医務室運んで!あと白魔法使える人呼んで!」
3「僕が付いていきます!」
3「大丈夫ですか?」
7「…大分な」
3「全く、バッツももう少し気遣いってものを…」
7「バッツ?」
3「あのメール読んだの、バッツだったんですよ。ちゃんと差出人確認してればこんなことにはならなかっただろうに…」
7「…そうか」
そう言って横になっていたベッドから起き上がると、瞳に怒りの色を浮かべて走り去った。
…バッツ、ごめん。無事を祈ります。