after the first game
「課題はドラゴンから金色の卵を取るというものでした。一人目はセドリックでしたが、石を犬に変えて注意を引きつけている間に卵をとってクリアしました。やけどは負いましたが」
「へえ、面白いことを考えるな」
「そうですね。犬が可愛らしかったです」
「石を犬に変えて使役するのは、簡単そうで高度な魔法技術が必要だからな。俺には上手くはできない」
スチュワートは感心したように頷きました。
「なら、貴方ならどのような方法を使いますか?」
「せっかくのドラゴンだから実験にいろいろな試作の薬を試してみたいかな。」
私が少し気になり聞いてみると、スチュワートはすぐに淡々と答えました。
彼からしたらドラゴンはモルモットと同じようです。
「ドラゴンは怖くないのですか?」
「怖いと思う。ただ、俺は怖いものとか命の危険が迫ると逆に落ち着くからどうなんだろうな」
「まあ、そういう人もいますよね」
私としては少し羨ましい事ですが。
私は怖いものを見ると表情は抑えることができますが、内心パニックになります。
そういえば、スチュワートの表情が本当に崩れるところを私は見たことがありません。
たまに微笑んだり、眉を寄せたリはしていますが、大きく変わることは見たことが無いです。
まあ、おそらくそれは私もでしょうが。
それから二言三言話してから、私は自分の部屋に戻りました。
自室で1人、次の日の為の荷物の整理をしながら考えました。
次の課題は水魔から大切なものを守るというものでした。
特にその課題についての問題は無かったと思います。
・・・・あまり詳しく小説の内容を覚えている訳ではないのでそれが確かか自信はありませんが
〜〜〜〜〜
補足
スチュワートが鳴き声を聞いたのは禁じられた森で、薬の材料になりそうなものを漁っている時です。森に行くのは校則違反ですが、まだ捕まったことはありません。
スチュワートは話をはぐらかしたのではなく、言葉が足りなかっただけです。大人な思考を持ち合わせていますが、主人公も彼も変なところで天然です。なのでたまに話がかみ合わなくなります
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[mokuji]